哲学と精読

共通テストは辛い

同志社志望の高2生(4)

定期テストの返却を受けて…

今日は、月末にあったテスト返却の話題が多くを占めました。

国語に関しては、「セーフティネットの排他性」の説明としてふさわしい箇所を本文から抜き出す形式の問題がありました。本人が引用した部分も私にはふさわしいようにも思われましたが、過不足なく要素を説明し、かつ設問の要求におさまるようにするには別の箇所に求めなければなりませんでした。

漢字も概ねよく書けていました。取り立てて、近代的概念ではない語句は、きちんと辞書を引いて触れた回数がものを言うので、地道に取り組んでほしいと思います。

英語は、よくできているのですが、些細なケアレスミスが目立つ印象でした。「わかった」と思って気を抜いてしまうと、回答ミスが出るようです。どのような試験でも、見直しすることを前提に学力を高めていく必要がありそうです。

英語はあまりテクニカルな解法は教えていませんが、実力で十分対応可能なので、基本事項の理解を徹底してほしいと思います。remainの用法が少し怪しかったです。「わかっている」ということのハードルを高めに設定してほしいところです。

日本史は大変高得点でした。まずは用語を覚えることで、理解の認知的負荷を下げていくことが大切な一手目になるかと思います。

源氏物語を読む

今回はテストの振り返りが中心でしたので、あまり時間が取れませんでした。設題の回答を用意してくれたので、そちらを検討しました。指摘すべきポイントはおさえられているので、要約を洗練させ、こなれたものにしていくことが課題です。

心情理解は、古語の深い理解を手がかりにすると組み立てやすくなりますから、資料を参照して、文脈を深く味わってほしいと思います。